毛根部のお話をしました。
毛根部は健康な髪を製造している
重要な部分です。
健康につくられた髪は
皮膚の外側へのびてゆきます。
今回はその外側の部分
毛幹部の構造についてのお話・・・
要するにいつも自分自身が
手に触れている髪の部分です。
一本の髪は平均して0.1ミリの太さです。
その一本が3つの構造に分かれています。
その3つがあなたの髪の状態をつくっていると
考えてください。
その3つは
➀キューティクル
②コルテックス
③メデュラ
その3つのうちのキューティクルは
よく耳にすると思いますが
一体どんな役割があって
どんな状態が良いのか
知っている人は少ないかもしれませんね。
まずは
*キューティクル*
ツヤツヤ、サラサラな髪は
キューティクルの状態で決まります!
――――キューティクルの特徴――――
・髪の表面を覆っている
・根元から毛先に向かって鱗状に
6~8枚で重なり合っている
・ケラチンタンパクを主成分としている
・硬い反面、もろくて摩擦に弱い
⇒この特徴からわかることは?
➀髪の見た目はキューティクルの見た目
②一枚で覆われていないので内部とのつなぎ目も鱗の数だけ無数
③タンパク質が分解されると髪の状態が不安定になる
④乱暴な扱いはキューティクルを破壊する
―――キューティクルの役割―――
外側の刺激から毛髪内部を守り
毛髪内部のタンパク質や水分など
流出させないよう働き髪のツヤを作ります。
⇒この役割を正常に働かせるには?
➀髪の等電帯であるPh4.5~5.5の
酸性の状態を保ちキューティクルを髪表面に
密着させるべし!
②髪を引っ張るようなブラッシングはNG
優しく大事に扱うべし!
さてさて、写真右側はパサパサ髪。
キューティクルの形態が
ばらばらで表面から浮いた状態なのが
わかります。
左側はツヤツヤ髪。
規則的に鱗状に並んで表面に
密着していますね。これが健康な状態。
この状態だとツヤツヤ、サラサラです。
あなたのキューティクルはどちら?
今日のキーポイント
髪の表面のキューティクルはとても繊細です
そして髪の内部との出入口
とても大事です。
戸締り用心
火(熱)の用心
気を引き締めることは
髪をひきしめること。
と似ています
次回は3つの構造の
残り2つの構造について。
髪の内部を覗きます。
]]>